【コラム】商売に、あきなし!2 | 明治21年創業、日本伝統工芸品、和雑貨店

広尾和らぎや|明治21年創業、日本伝統工芸品、和雑貨店

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【コラム】商売に、あきなし!2

作成日:2017年06月25日(日)

 さて、二回目。思いつくままに、今回は「箸置きと両手と人の心」の話。 広尾の店を初めて直ぐの頃、某有名神社の元神主さんという方がふらりと店にやって来た。その日は確かクリスマスか年末か…まあ冬の繁忙期だった。その人が箸置きを見て「日本人はもっと箸置きを使うべきだね」と言った。箸置きから箸を取るには手順がある。まずは右手で箸の真ん中を摘み上げ、左手の指先で摘まんだ裏側を支えて右手は箸を使う位置へとゆっくりと移動させる。この一連の動作が重要だと言うのだ。なぜ、重要か。

 それは「両手を使う」作業が物を大切にする行為であり、物を大切にする行為は人を大切にする行為に繋がると考えているからだった。言われてみると、最近の来店者の多くは品物を片手で取る。私からすると何て失礼な!という行為なのだが、恐らくその多くの人は自分の家でも道具を片手で扱っているに違いない。だからだろう、片手で品物を扱う事に疑問を感じない。しかし、大切な物は両手で扱うものだ。そして、その両手で扱うという行為を誰も今は教えていない。その事に気づかせてくれたのが元神主さんだという人の言葉だった。  

 それから私は来店するお客様に出来るだけこの事を話し、箸置きを使う事を勧めている。 箸置きは分かりやすく安い物でも支障がない。だから今からでも使える。ぜひ、箸置きから物を大切に扱う動作と心を学んで欲しい。世知辛い世の中だからこそ心を大切にして欲しい。  

 

まあ、何が言いたいかというと、モテたい男子諸君、物を大切に扱うと女性の扱いも上手くなるぞ!多分(笑)。

 

 

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商売に、あきなし!